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超巨大ブラックホール形成の謎に迫る最遠のクエーサー発見 [<宇宙ニュース>]


 ブラックホールの謎に迫る発見なのだそうです。
 まだまだ現代の研究では理論構築ができないようなことが、宇宙の中では起きているようです。
 クエーサー(Quasar)とは日本では準星と呼ばれているもので、非常に遠い位置にあるにもかかwらず恒星のように輝いてみえる活動銀河核のひとつとされています。その明るさは太陽の10兆倍もあるそうです。

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 今回見つかった「ULAS J1120+0641」はクエーサーと呼ばれる種類の天体で、チリにある欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)の大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)と、英国がハワイ(Hawaii)で運用している赤外線望遠鏡を使った5年間の観測で見つかった。

 「赤方偏移」という現象の観測から、地球から約129億光年離れていることが分かった。約137億年前に起きたと考えられているビッグバンからわずか約7億7000万年後にこの天体が発した光を捉えたことになるという。これまでに知られていた最も遠いクエーサーからは、ビッグバンから8億7000万年後に発した光が捉えられていた。

 研究チームを率いた英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のスティーブン・ワレン(Stephen Warren)氏は、「このクエーサーは初期宇宙を調べるうえできわめて重要だ」と語る。「ビッグバン後の数億年間に超巨大ブラックホールがどのように形成されたのか理解する助けとなる」

 観測結果によると、今回見つかったクエーサーのブラックホールは、太陽のおよそ20億倍の質量があるとみられる。現在の一般的な理論では、超巨大ブラックホールは周囲から徐々に物質を吸い込みながら数十億年かけて形成されると考えられているため、どうしてこのような超巨大ブラックホールが短期間に形成されたのかうまく説明できない。(c)AFP
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 太陽の20億倍の質量などと言われても、想像ができないのですが、宇宙の謎って面白そうですね[わーい(嬉しい顔)]

 JAXA宇宙科学研究本部高エネルギー天文学研究(http://www.astro.isas.ac.jp/
 同サイト内ブラックホールの説明(http://www.astro.isas.ac.jp/xjapan/asca/3/



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