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ムンクの「叫び」は60億円以上? [<経済NEWS>]


 教科書で一度は見たことがある人も多いと思われるムンクの叫び(The Scream)が現在の所有者であるノルウェーの実業家ペッター・オルセン氏からサザビーズから競売されます。
 ムンクの「叫び」は、よく盗難にあい、そして戻ってくることでも、ある意味有名です。
 ちなみにムンクの「叫び」は油彩(オスロ国立美術館)・パステル(ムンク美術館)・リトグラフ(ペッター・オルセン)・テンペラ(ムンク美術館)の4点あります。そのうちの個人所有であった1点が競売にかけられます。

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(前略)
 競売にかけられる作品の所有者はノルウェーの実業家ペッター・オルセン(Petter Olsen)氏。同氏の父親はムンクの知人で、資金提供者でもあった。「叫び」4点のうち個人が所有しているのは今回競売にかけられる作品のみ。

 同作品は1895年に描かれたパステル画で、4点のうち唯一背景の2人のうち1人の人物が横を向いた構図になっている。ロンドン(London)のサザビーズで4月13日に展示された後、4月27日からはニューヨークで展示される予定だ。 
(中略)
 ムンクは母国ノルウェーで1944年1月に80歳で他界した。今回競売にかけられる作品の額縁にムンク自身が記した詩には、「死人のように疲れている」とある。また、歩き続ける友人を前に「私は後ろで/『不安』にうち震えながら/―自然の悲痛な『叫び』を感じる」と、心情をつづっている。

 絶望する人物のイメージで有名なムンクの「叫び」は、世界で最もよく知られた名画の一つ。美術館に所蔵されていた「叫び」の他の作品は2度盗難被害を受け、その知名度はいっそう高まった。同国リレハンメル(Lillehammer)で冬季オリンピックが開催された1994年には、オスロ(Oslo)の国立美術館(National Gallery)に所蔵されていた作品が盗難にあったが、無傷のまま戻されている。

 2004年には、覆面の銃撃犯がオスロのムンク美術館(Munch Museum)に所蔵されていた1910年に描かれた「叫び」1点をムンクの他の作品と共に盗み出したが、2年後に美術館に戻った。(c)AFP/Sebastian Smith

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 エドヴァルド・ムンク(1863年12月12日 - 1944年1月23日)はノルウェーの画家です。「生命のフリーズ」と題されたシリーズの一つの「叫び」は、母親や姉の死をきっかけに「愛」と「死」を見つめた幼少期の思いを「叫び」にたくしたとされています。
 「叫び」の絵は人物が叫んでいるのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」を表し、自然全体が叫んでいることに畏れを抱いて耳を塞いでいるのだそうです。



エドヴァール・ムンク (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)




フィヨルドの恋人 ムンクさん 54インチ(約140cm)



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