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ダビンチSによる内視鏡ロボ手術に保険適用 4月スタート、中医協が了承 [<健康NEWS>]


 TVなどの病院紹介で、見たことがある人もいるかもしれません。内視鏡のカメラを見ながら医師が米 「da Vinci S HD Surgical System」のロボットアームで、前立腺がんの手術をすることが保険が適用されるようになります[わーい(嬉しい顔)]
 ただし5病院で、前立腺がん手術のみが対象になります。その他の病院や他の手術では保険は適用されません。(診察料や入院費などには保険がききます)
 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が日本での保険適用を申請しており、決定区分はC2(新機能・新技術)で、使用目的は、「本品は、一般消火器外科、胸部外科(心臓外科を除く)、泌尿器科及び婦人科の各領域において、内視鏡手術を実施する際に術者の手術器具操作を支援する装置である。術者はステレオヴューワで術野の三次元映像を見ながら、マスターコントローラを操作して内視鏡手術器具を操作する。」もので、特定保健医療材料として設定せず、新規技術料で評価する、のだそうです。(厚生労働省中央社会保険医療協議会 総会 (第219回) 議事次第 -(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021670.html) より)

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 遠隔操作で内視鏡手術を支援する米国製ロボット「ダビンチ」が4月から、前立腺がんの摘出手術で公的医療保険の適用を受けることになった。厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)が30日、了承した。これまでの手術に比べ、患者の身体的な負担が小さいという。

 医師はカメラをのぞき、拡大された体内の3次元画像を見ながら操作する。医師の手の動きに合わせて、ダビンチの手も動くようになっている。

 2009年11月、前立腺や胃、食道がんなどの手術を支援する医療機器として承認された。前立腺の周囲は血管などが集まり、がんの摘出は出血に注意が必要。細かな動きが可能なため、これまでの腹腔(ふくくう)鏡手術より出血量が少なく、入院日数も短縮でき、治療効果が期待できるという。

 販売会社「アダチ」(大阪市)によると、国内では現在、32病院が導入。昨年は約700人の前立腺がん患者の手術に使われた。前立腺がん手術のみが、一部に公的医療保険が使える先進医療に5病院が指定されている。ほかでは保険が適用されず、自己負担は100万円以上になるという。(小林舞子)

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 ダビンチでの手術は、大きく切除することがないので、患者への体の負担も少なく、リハビリ期間も短くてすむため入院期間が短くてすみます。ただ、診察費や入院費を含めても、先進医療で公的保険の補助がないためおよそ200万ほどかかるといわれていました。
 ダビンチでは、前立腺がん以外にも、胃がんの手術や子宮摘出の手術などでも使用されています。また、死亡事故も残念ながら発生しています。
 5病院次第では今後保険が適用対象病院が拡大する可能性もあるかもしれないなと思います。カメラを見ながら手術をすることになるので、ダビンチを使いこなすことができる執刀医が非常に限られているせいもあるかもしれませんが、先進医療にも保険適用への道が段々開かれていくのはいいことだなと思いました。


 厚生労働省 「先進医療の概要について」 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/index.html
         「医療保険」 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/
         厚生労働省中央社会保険医療協議会 総会 (第219回) 議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021670.html

 なども正確な情報を知りたい人は参照してみてはどうでしょうか。


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