動脈硬化予防に、コレステロール値をチェックしてバランスを改善しよう! [<PressBlogからの情報>]
動脈硬化は自分では気がつかないので怖いですよね。現在4人に1人が動脈硬化による病気で亡くなっているそうです。動脈硬化は、血管の中にプラーク(余分なコレステロールがかたまったもの)で、血管をつまらせる原因となり、それが、心筋梗塞や脳梗塞なども引き起こしてしまうそうです。
動脈硬化は、悪玉コレステロールが善玉コレステロールの働き以上に増えると危険。
そこで、動脈硬化を予防するためには、悪玉コレステロールを増やさないことが重要に。
動脈硬化である悪玉コレステロールを増やしてしまうものは、(1)脂質異常症 (2)糖尿病 (3)高血圧 (4)喫煙があります。
特に脂質異常症。血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が多すぎる、あるいは善玉コレステロールが少なすぎる状態を脂質異常症といい、バランスが崩れている状態のことを言います。
ひらたく言えば、メタボですね。
自分が脂質異常症かどうかは、動脈硬化性疾患予防ガイドラインの動脈硬化を悪化させる危険因子の種類と数に応じ、脂質治療の管理目標値をチェックしてみましょう。
健康診断の値をちょこちょこっと入れればいいので、簡単です。
私は、LDLコレステロール値が140mg/dL以上、HDLコレステロール値が40mg/dL未満、中性脂肪値150mg/dL以上でした。
多分、普通かな?
これまで動脈硬化性疾患(心筋梗塞など)を発症したことのない方: LH比≦2.0
これまで動脈硬化性疾患(心筋梗塞など)を発症したことがある方: LH比≦1.5
もし、LH比がバランスが悪い結果となったのならば、まずは、悪玉コレステロール値をガイドラインの管理目標値まで下げたうえで、 LH比を低下させることが重要。
ウォーキングなどの運動や食事などまずは身近なものから改善していき、最低でも3ヶ月は続け、コレステロールのバランスを改善する必要があるようです。
まずは食事はどれくらいのカロリーが必要かは、
1日の適正エネルギー量=〔身長(m)〕×〔身長(m)〕 ×22 ×25(kcal)
で、計算します。
そして食事 のバランスとしては、
・ 炭水化物:総エネルギー量の60% ・たんぱく質:総エネルギー量の15~20%・脂肪:総エネルギー量の20~25%
を心がけ、コレステロールのバランスを管理値に近づけるようにしましょう。
他にも留意点として、
・コレステロール:1日300mg以下 ・食物繊維:1日25g以上 ・アルコール:1日25g以下 ・野菜や果物など
をとるようにしましょう。
まずは家族全体でこの食事バランスを守るのがいいと思います。次にLH比のうちで特に気になる値がある人のためには、
(1)悪玉コレステロールが高いタイプ
脂肪 :1日の総エネルギー量の20%以下
コレステロール:1日200mg以下
飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸の摂取比率 : 3:4:3 に
(2)トリグリセライドが高いタイプ
炭水化物 :1日の総エネルギー量の50%以下
糖分:1日80~100kcal以内の果物を除き、甘いものは控えましょう。
アルコール :禁酒
(3)悪玉コレステロールとトリグリセライドが両方とも高いタイプ
(1)、(2)を併用します。
以上の点を、気をつけて、自分自身のため、家族のために頑張りましょう
それでもダメならば、薬物療法もあるようですが、できれば、生活習慣の改善だけで、LH比を正常に戻したいですよね。
動脈硬化は決して他人事ではありません。
自分自身がちょっと気をつけるだけでも、十分、予防することができるのです。
また、そのことは、他の病気から自身や家族を守ることにもつながることも忘れずに、コレステロールのバランスにきをつけながらLH比を整えていきましょう
動脈硬化の管理値チェック(http://www.check-lh.com/)