韓国ドキュメンタリー映画「牛の鈴音」が日本に上陸 [<PressBlogからの情報>]
韓流ブーム以来、韓国映画の情報をチェックしている人は多いかも知れません。
今回は、韓国で、「泣かない人はいない」と評された牛の鈴音という映画が、いよいよ12月ロードショーで日本でも上演されるということをお伝えします
韓国でははじめ7館からスタートし、口コミで広がり、最終的には約300万人の人がこの映画に感動したのだそうです。
牛の鈴音の公式ページはこちら。(http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/index.html)
予告編の牛の鈴の音が、チリン・・・・・・チリン・・・・・・と静かに響く音がまず印象に残りました。西洋のカウベルとは違い、まさに、「鈴の音」という音色です。
年をとった牛のことを非常に大切に、愛している年をとった老人との心の交流を描いたもの。
農薬をまいて雑草を駆除しようとしている青年に対して、老人が、農薬をまいたら、牛の毒になる、と言う言葉は、農薬問題やひいては環境問題にも触れるでいて、決して、難解な言葉は使わないけれども、率直に心に響く言葉だなと思いました。
TVでよく見るイケメンの俳優さんたちは出てきません(少なくとも予告編上は)。けれども、老父と、老妻、そして牛の何とも言えない年月の重みを感じさせるような演技には、そっと息をのむものがあると思います。
そして、最後の方の牛の涙。
華やかな音楽よりも、特に牛の鈴の音には、予告編とは言え、強く印象に残りました。
年取った農夫と牛は、今の時代では、非効率的で、頑固で偏屈なように見えるかもしれません。けれども、本当に大切なことは何か、今だからこそ考えなければいけないことは何か、ということを、強く訴えかけてくる映画なのだと思います。
綺麗な失われた風景だけを見るのではなく、彼らが守ってきたもの、も感じ取りたいなと思わせる素朴で静謐な雰囲気の韓国映画なのだなと思います。
興味のある方は、是非、12月ロードショーの牛の鈴音をチェックしてみてください。
タグ:牛の鈴音
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